元SKE48・矢方美紀の現在を振り返る 乳がん闘病を続け声優業へ

乳がん闘病を続ける元SKE矢方美紀

乳がん闘病を続ける元SKE矢方美紀

2017年2月にSKE48を卒業し、翌2018年4月に乳がんの手術を行ったことを明かした矢方美紀(やかた・みき)。
2019年4月には闘病記「きっと大丈夫。〜私の乳がんダイアリー〜」を出版し、話題になっています。
現在も闘病を続けながら、夢であった声優業に邁進する彼女の情報を、各誌インタビュー等を元にまとめました。

矢方 美紀(やかた みき、1992年6月29日 - )は、SKE48チームSの元メンバー。大分県出身。TYKPromotion所属。

2017年
1月25日、劇場公演において、SKE48からの卒業を発表する。
2月26日、SKE48劇場において、劇場最終公演が行われる。
2月28日、SKE48としての活動を終了。

2018年
1月1日、同日付で名古屋にある芸能事務所・TYKPromotion所属となったことが明らかになる。
4月13日、自身のブログにおいて、乳がんを罹患したことと休養期間中に左乳房全摘出とリンパ節切除を行ったことを公表する。
矢方美紀(やかた・みき)プロフィール

矢方美紀(やかた・みき)プロフィール

公式ニックネーム みきてぃ
所属事務所 TYKPromotion
生年月日 1992年6月29日 (26歳)
出身地 大分県
血液型 O型
身長 153cm
合格期 3期生
選抜回数 4回

選抜総選挙
第2回 圏外
第3回 圏外
第4回 62位(5,606票)
第5回 圏外
第6回 73位(10,733票)
第7回 圏外
第8回 不参加

SKE卒業後の2018年、乳がん手術告白から現在までの闘病生活

卒業から約一年後、乳がんを明かす

卒業から約一年後、乳がんを明かす

矢方美紀は、SKE48卒業から1年と少しが経った2018年4月、自身のブログにて、乳がんの手術を受けたことを公表。
左の乳房を全摘する手術だったとのことで、アイドルファンや一般メディアにも衝撃を与えました。

元SKE48の矢方美紀(25)が(2018年4月)13日、自身のブログを更新。乳がんが発覚したことを明かすとともに、先日、左乳房全摘出とリンパ節切除の手術を受けたことを報告した。
「お仕事を休んでしまい色々な方にご迷惑を掛けてしまったこと、申し訳ございませんでした。今回改めて、こちらでお話しさせてください」と切り出し「去年の12月、私の身体にずっと気になる箇所があり、周りの方にも色々と相談をして…病院に行ってみたところ、『改めて詳しく検査を受けてください!』と言われ、その検査の結果で、乳がんだと判明しました」と告白した。

「その後、他にも異常はないか色々な検査を受けて先日手術を受け、左乳房全摘出とリンパ節切除を行いました」と明かし「手術後の私は意外と元気でした! 今は、術後の痛みは少しありますが、なんとか無事に退院も出来ました。リンパ節切除という事で、左手が今は肩から上に上げるのが少し難しい感じです。でも、リハビリを自分でもすれば、また以前と変わらずになるそうなので、1日でも早く治したいと思います」と現状を伝えた。
抗がん剤治療により髪もウィッグに

抗がん剤治療により髪もウィッグに

手術と合わせて、抗がん剤による治療を受けている矢方美紀。
薬の副作用で髪もなくなり、人前に出る際にはウィッグを着用しているとのこと。

以下は2018年6月の「AERAdot」インタビューより。

――今は抗がん剤治療中で、髪もウィッグなんですよね。

 最初、手術の結果が出ないと抗がん剤をするかどうかも分からなかったんです。もしかしたらホルモン治療や放射線治療もできるのかなって思ったけど、抗がん剤をしたほうが良いっていうのが分かった。強いお薬なので、脱毛してしまうというのもショックだったんですけど、「髪の毛がなくなるってあんまりないな」って。なかなか経験できないことだし、鏡で見て「こんな感じなんだ!」って改めて感じれたし、それも楽しい方向に変えたいです。「人間ってこんな風になるんだ!」ってびっくり。

 抗がん剤をすると全身の毛がなくなっちゃうと言われているんですけど、私は眉毛とまつ毛がまだ残っているんです。そこだけ助かってますね。髪はもう0.5くらいしかないんですけど(笑)。今は治療中の方に向けてウィッグを作っているお店があったり、意外と乳がんの病気をされている方への医療グッズも色々あるんです。探せば不便な感じでもないのかなと思うようになってきました。
――色んな治療の選択肢がある中で、今の治療法に決めた理由を教えてください。

 自分の今後10年、20年先を見たときに、一度悪い部分を全部取ったほうが再発率も抑えられると思ったからです。一部だけを切って、形を作るという方法もあったんですけど、今は医学が進んでいて、全摘をしてもすごくきれいに再建できるというお話も聞きました。そっちの方が長く生きていく中で自分には良いのかなと思って決めました。

 それと、私は若年性乳がんの対象に入るので、遺伝性の可能性が高いんです。遺伝の先生とお話をして、色々と調べて、考えて、全摘のほうが良いのかなと。
乳房再建手術は受けないと明言

乳房再建手術は受けないと明言

乳房全摘の手術を受けた矢方美紀ですが、その後のインタビューでは、乳房再建手術は受けない方針であると語っています。

以下は2019年2月の「ハフィントンポスト」インタビューより。

手術後、夢だった声優になるために名古屋で声優養成学校に通う日々を送る矢方さんは最近、また一つ大きな決心をした。

それは「乳房再建手術は受けない」というもの。

乳房再建手術とは、乳がんの切除により変形あるいは失われた乳房をできる限り取り戻すためのもの。乳房再建を行うことにより乳房の”喪失感”が軽減し、下着着用時の補正パットが不要になるなどの日常生活の不都合が減少すると言われている。
「本当は、手術の1年後に再建をしようとしていたけれど、再建手術をするのにもう一度、胸を切らなくちゃいけない。またここに傷をつけなくちゃいけないの?と思ったんです。なるべくなら、もう傷をつけたくないなと思った。最初は片方だけ胸がないのは不自由だったし、抗がん剤で髪の毛が抜けたスキンヘッドで、自分の体が映った鏡の前で、”この左右のバランスの悪さはなんだ!”とブツブツ言ったりしていた。

でも私は、胸に人工的なものを入れたり、お腹を切って脂肪を移したりして胸を再建するのは自分らしくないなと思った。今は”こっちは胸ないんだよ”って言わなければ知らない人は気づかないし、普通の生活を最低限できていると感じたので、この自分でも私らしいなって。保険適用になるし、再建手術を受けやすい環境になっているけれど、私自身はそんなに無理をして作ったりするのはいいかな、このままでいいかなと思っているんです」
「病気だから注目」に悲しんだことも

「病気だから注目」に悲しんだことも

乳がん公表後、多くのファンやメディアから闘病生活を応援される一方で、「病気にかかったから注目されている」との心ない声に悲しんだこともあるという彼女。
周囲の励ましを受け、今は「誰かの勇気や希望になりたい」と前向きに語っています。

以下は2019年4月の「文春オンライン」インタビューより。

──乳がんを公表してからしばらくは「病気の人」という見られ方をしたこともつらかったと、以前お聞きしました。

矢方 人によっては意識がすべて「病気の自分」にいって落ち込んでしまう人もいると思うんですが、私はずっと「病気」が自分の核ではないと思っているので。できなくなったことや失ったものも多かったですが、乳がんにはなったけれど、どうやったら楽しく過ごせるかということを意識して考えるようにしていました。そういう人もいるんだと知ってもらうことで、誰かの勇気や希望になれたらうれしいです。
──乳がんを公表したことで、時に悔しい思いをしたこともあったそうですね。

矢方 SKE48を卒業してからは、責任が全部自分一人にかかってくるので、「なぜ自分がこの仕事をさせてもらえるのか」「どういうことが求められているのか」ということをより深く考えるようにしていました。でも、乳がんを公表してからは「乳がんになってがんばっている元SKE48の矢方美紀さん」みたいな取り上げられ方をすることが増えて、「病気だから取りあげられているだけ」「アイドル時代より注目されている」みたいな書き込みを見つけて落ち込んだことや、自分の価値って何なんだろうって、毎日泣いていたことも、実はありました。

 そんな中、仕事で出会った方たちや友人から「美紀ちゃんにしか伝えられない経験もある。確かに『病気』はきっかけかもしれないけれど、そこからまた一緒に仕事をしたいと思って次の機会につながるのは、『病気だから』っていう理由じゃないと思うよ」と励ましてもらうなかで、だんだん自信を取り戻すことができたんだと思います。

今後は声優一本へ アニメ「シキザクラ」で声優デビューも

現在はTYKPromotionに所属する矢方美紀

現在はTYKPromotionに所属する矢方美紀

SKE48卒業後の矢方美紀は、声優・アニメ関係にも強い名古屋の芸能事務所、TYKPromotionに所属。
今後は夢であった声優一本で活動していきたいとのことで、2018年11月には新作アニメ「シキザクラ」のオーディションに合格し、声優デビューを控えているとのことです。

名古屋を拠点にする人気アイドルグループ「SKE48」の元メンバー・矢方美紀(26)が(2019年3月)12日、都内で行われた「FWD北極マラソンチャレンジ2019 出発式イベント」に出席した。

(略)

テレビやラジオ出演、ナレーション、MC、講演会など幅広い仕事をこなしている矢方だが、闘病しながらも、夢を諦めずに歩きだしている。

「SKEの加入前、小学生のころからいつかは声優になる夢を描いていた。今はがん治療と仕事の両立を目指して、いつの日か“声優一本”で頑張る覚悟を持っている」(地元テレビ局関係者)

すでに、昨年11月には、2020年公開予定の新作アニメ「シキザクラ」の声優オーディションにも挑戦。見事に合格し、夢の声優デビューも決まっているという。
中京テレビ放送株式会社(本社所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:小松伸生)は、2020年の放映を目指して制作されるアニメ「シキザクラ」の声優オーディションに、元SKE48・矢方美紀とVTuberキミノミヤの参加が決定しましたことをお知らせいたします。

2020年の放映を目指して制作されるアニメ「シキザクラ」は、東海地方で初めて制作される30分・12話のアニメシリーズで、アニメーター・声優などクリエイターも東海地方在住のメンバーで揃えることを目指しています。

2018年11月の記事。その後、オーディションに合格し出演が決まった模様

闘病記「きっと大丈夫。〜私の乳がんダイアリー〜」を出版

矢方美紀は、2019年4月、自身の経験をつづった闘病記「きっと大丈夫。〜私の乳がんダイアリー〜」を出版。
5月2日にはBS1で「26歳の乳がんダイアリー 矢方美紀」の放送も予定されています。

SKE48の元メンバー・矢方美紀さん(26)が、乳がんという病気とまっすぐに向き合った1年間を綴った回想録『きっと大丈夫。~私の乳がんダイアリー~』を(2019年)4月26日に刊行。大反響につき、発売直前に異例の重版が決定しました。

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